唐招提寺講堂の荘厳具修理・復元プロジェクトに参加しました
スワオメッキ有限会社は、株式会社つばめいとが運営する企業連携プラットフォーム「FACTARIUM」の参画企業として、奈良県奈良市の律宗総本山・唐招提寺講堂に伝わる華鬘、鈴、分銅の修理・復元プロジェクトに参加しました。
今回のプロジェクトでは、燕地域の企業がそれぞれの専門技術を持ち寄り、洗浄、3Dスキャン、金型製作、銅板の成形、溶接、表面処理、金めっきなどの工程を分担しました。
当社は、華鬘、鈴、分銅の修理、表面処理および金めっきを担当しました。
今回修理された「華鬘」は、仏堂内部を美しく飾り、仏を供養するために奉納される寺院荘厳具です。
唐招提寺講堂の華鬘には、寛永年間をはじめとする江戸時代の年紀や奉納者の名前を記した銘文が残されており、長い年月にわたり寺院を支えてきた人々の思いが伝えられています。
今回の修理・復元では、以下の荘厳具が対象となりました。
・華鬘 15面
・鈴 26個
・分銅 39個
鈴12個、分銅13個については純銅で新たに復元され、現存する鈴14個、分銅26個についても修理・再めっきが行われました。
当社では、これらの華鬘、鈴、分銅について、現物の状態を確認しながら表面を整え、金めっきおよび表面保護処理を施しました。
今回のプロジェクトでは、FACTARIUM参画企業4社が連携しました。
有限会社本間産業が既存部材の洗浄、株式会社新武が3Dスキャン・立体モデル・金型製作・銅板成形、ゴトウ熔接株式会社が組み立て・TIG溶接、そして当社が修理・表面処理・金めっきを担当しました。
また、欠損していたガラス玉については、中村硝子工作所が復元製作しました。
各社が日頃のものづくりで培っている専門技術を持ち寄ることで、一社だけでは完結することのできない寺院荘厳具の修理・復元が実現しました。
私たちが日々携わっているめっきや表面処理は、工業製品の機能や美観、耐久性を支える技術です。
今回、その技術を歴史ある唐招提寺の荘厳具に生かす機会をいただき、ものづくりの技術が「新しいものをつくる」だけでなく、「受け継がれてきたものを未来へつなぐ」ためにも役立てられることを改めて実感しました。
長い年月、人々の祈りとともに受け継がれてきた荘厳具が、これからさらに100年、200年先へと残されていく。
その仕事の一端を、燕の町工場として担うことができたことを大変うれしく思います。
スワオメッキ有限会社はこれからも、長年培ってきた表面処理・めっき技術を磨き、さまざまなものづくりの可能性に挑戦してまいります。



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